おおた管弦楽団 「リジョイス」第11回定期演奏会
群馬県太田市で活動するアマチュアオーケストラ「リジョイス」では5月に定期演奏会を行います。今年はベートーヴェンの名曲「田園」を中心にお送りいたします。さわやかな五月にふさわしいクラシックの調べを鑑賞してみませんか♪
日時・会場
2022年 5月22日(日)
開場 13:30 開演14:00
プログラム・曲目紹介
ベートーヴェン/序曲 『コリオラン』 作品62
ベートーヴェン/交響曲第6番「田園」へ長調 作品68
モーツァルト/3つのドイツ舞曲 K.605
マスネ/タイスの瞑想曲 ※曲目は予告なく変更になる場合があります。
「コリオラン」序曲/ベートーヴェン作曲

古代ローマの悲劇的な英雄「コリオラン」を題材に、シェークスピアが書いた戯曲に触発されたベートーヴェンは、まさに劇的と呼ぶにふさわしいこの演奏会用序曲を作りました。彼の生涯で「傑作の森」と呼ばれる時期の1807年に作曲され、当時の伝統に捉われない、彼の音楽の革新性が十分に感じられる作品です。
曲は全楽器による「ド」の音のトゥッティ(強奏)で始まり、鬼気迫る様子でドラマティックに曲が展開し、最後は英雄が力尽きたかのように静かに終わります。
三つのドイツ舞曲/モーツァルト作曲
モーツァルト晩年の1791年2月に作曲されました。この年12月、彼はこの世を去りますが、人気の陰り・経済的困窮の中にありながら、舞曲はどれも明るく親しみやすいもので、特に3曲目は「そり遊び」として知られ、曲の後半では本物のベルが鳴り響きます。
タイスの瞑想曲/マスネ作曲
フランスの作曲家:ジュール・マスネが1894年に初演した歌劇「タイス」の劇中の間奏曲として書かれた美しい曲で、ヴァイオリンのソロ曲としてもしばしば演奏されます。本日はオーケストラによる合奏でお届けします。
交響曲第6番ヘ長調『田園』/ベートーヴェン作曲

コリオラン序曲の翌年、38歳の時に作曲されたベートーヴェンの代表作です。同時期の作品「交響曲第5番「運命」」とは対照的に、曲全体が快活で穏やかな雰囲気を持ち、各楽章にはそれぞれ彼自身によるタイトルがつけられています。いずれの楽章も、単なる田園風景の描写に留まらず、それに心を動かされた人間の豊かな感情が多様に表現されています。
第一楽章
「田舎に着いた時の晴れ晴れとした気分の目覚め」
特に有名なフレーズから流麗に始まり、音楽は時に弾むように、軽快に展開されていきます。
第二楽章
「小川のほとりの情景」
小川のせせらぎのようなゆったりとした低弦の動きに乗り、のどかな旋律が歌われ、時より鳥のさえずりも聞こえてきます。
第三楽章
「田舎の人々の楽しい集い」
3拍子の小気味良い踊りがしばらく続きますが、中間部では突如、めくるめくような2拍子の踊りが登場します。賑やかな集いは、嵐の到来で突然閉じられます。
第四楽章
「雷雨、嵐」
まさに嵐のごとく激しい楽章で、雨脚の強弱や雷鳴が見事に描写されます。雷雨が降りしきったのち、雷は次第に遠のいていき、静けさの中で休みなく第五楽章へ続きます。
第五楽章
「羊飼いの歌。嵐の後の喜ばしく感謝に満ちた気持ち」
ホルンの羊飼いを思わせる音色に続き、ヴァイオリンが牧歌的な旋律を奏で、楽器によって様々に変奏されていきます。曲は感動的なクライマックスを迎えると、最後は祈りを捧げるかのような静寂のうちに終わります。
チケット販売について
チケット
全席自由:500円
リジョイスとは

群馬県太田市に根付く管弦楽団を目指して平成24年に結成されたアマチュアオーケストラです。
おおた芸術学校付属オーケストラ 「ジュネス」の卒団生や、趣味で楽器を学ぶ社会人や学生が所属しています。
[団員随時募集] ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバス・フルート・オーボエ・クラリネットファゴット・ホルン・トランペット 打楽器。 見学も随時受付ています。
演奏会のご感想
今回初めて聴きました。よかったです。とても感動的な演奏でした。田園もよかったーー。
曲の順序が上手に構成されていてわくわくする演奏会でした。
60代男性アンケートより
大がかりな演奏会を聴く機会がなかなかないので貴重な体験でした。久しぶりに田園を聴きましたが、よかったです。昔楽器を吹いたことがあり懐かしい思いでした。
大曲を仕上げるまでには大変な練習が必要だったとおもいます。次も楽しみです。ブラームスなど!
60代男性アンケートより
指揮者の方より曲の背景や解説を伺い、より味わい深く演奏を聴くことができました。素敵な時間をありがとうございました♪癒されました。
50代女性アンケートより